『隣の家族は青く見える』2話。ラブラブ夫婦でも不妊治療には男女の意識の差が歴然!
と小宮山深雪(真飛聖)はふたりの娘を持つ幸せな家族。
しかし、多忙すぎる会社を早期退職してしまった真一郎は、深雪から冷たい目で見られている。
誰だって、人に知られたくない悩みをひとつやふたつぐらい持っているもの。
しかし、彼らが住んでいるコーポラティブハウスは境界線が非常に薄く、それぞれが関わりながらコミュニティを形成していくことになる。
「隣の芝生は青く見えるっていうけど、ホントそれ。他人の生活に踏み込むなっつーの」
とは、コラボCMに登場するちひろのセリフだが、そうはいかないのがコーポラティブハウスなのだ。そして、それは視聴者にとっても他人事ではない。
■「次はできるよ。大丈夫」の罪
「今日、夜もタイミングとりたいです」
「え~~」
不妊治療を始めたものの、奈々と大器の意識にはかなり差がある。
タイミングとは、不妊治療の一種である「タイミング法」のこと。排卵日、あるいは排卵日の前後に性交を行うことで妊娠の確率を上げる、多くの妊活カップルが最初に行う方法だ。しかし、それでも奈々は妊娠しない。
「次はできるよ。大丈夫、大丈夫」と気楽な大器。
しかし、この言葉、妻にとっては嬉しくないらしい。