映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』感想。美術館を舞台に人間の本質に迫る社会派エンターテインメント!
そんなある日、クリスティアンは、広場で人助けをした隙に携帯と財布を盗まれてしまいます。
犯人探しのために彼のとった軽率な行動は、思いがけず同僚や友人、自らの子どもたちをも裏切ることに。
一方、PR会社は、お披露目間近の「ザ・スクエア」を大々的に宣伝しようと画期的なプロモーションを持ちかけます。
それは作品のコンセプトと真逆のメッセージを流し、わざと炎上させて、情報を拡散させるというやり方でした。
その目論見は、見事成功したかに思えましたが、世間の怒りはクリスティアンの予想をはるかに超えて、大騒動になってしまいます。
クリスティアンは予期しないさまざまな困難に直面。
いったい、どうなるのでしょうか……!
■理想と現実、あなたの心が試される
主演の敏腕キュレーターであるクリスティアンには、本作でブレイクを果たし、ヒット作『ドラゴン・タトゥーの女』の続編に出演決定したクレス・バング。
共演にHuluのドラマシリーズ『ハンドメイズ・テイル侍女の物語』でエミー賞受賞、ゴールデン・グローブ賞受賞などに次々と輝き、脚光を浴びるエリザベス・モス。
また『シカゴ』などの演技派ドミニク・ウェスト、謎のパフォーマー役に『猿の惑星』のモーションキャプチャーを務めたテリー・ノタリーらがしっかりと脇を固めています。