心にガツンと響くラップミュージック!『パティ・ケイク$』を要チェック 古川ケイの「映画は、微笑む。」#46
とラップを歌いながら過ごすこと。
今日も、ジュリの働くドラッグストアに顔を出すと、パティは通称「キラーP」として、即興でラップを口ずさむのだった。
そんなある日、ひょんなことからフリースタイルラップ・バトルで因縁の相手を打ち負かしたパティは、ジュリから背中を押されスターになる夢に挑戦する決意を固める。
同じく音楽に情熱を燃やすバスタード(ママドゥ・アティエ)と出会ったパティは、バスタード・おばあちゃんのナナ・ジェリと4人で、それぞれの頭文字を取ったラップグループ「PBNJ」を結成し……。
◼︎ラップを歌い上げるディーバ(歌姫)から目が離せない!
主人公・パティをつとめるダニエル・マクドナルドは、パティの声を見つけるために2年以上の時間を費やしたと言います。ラップを猛特訓するだけでなく、なんと東海岸に移り住み、ニュージャージーの訛りと立ち振る舞いを猛特訓したそう。
そんなダニエルが演じる、鳥肌もののラップシーンは必見です!
ラップシーンだけでなく、家族の問題や貧困に立ち向かうパティの葛藤を表現したダニエルの演技にも注目。
「この映画は未来が見えない主人公がただ人生を前に進もうとしている話なんです。