心にガツンと響くラップミュージック!『パティ・ケイク$』を要チェック 古川ケイの「映画は、微笑む。」#46
夢を追いかけて、自分の情熱と内に秘めた自身をみつけて、そして人にダメだと言われても諦めることなく前に進むという成長物語なんです」
そうダニエルが語る通り、地元のニュージャージーを出ることを夢見た23歳のパティの青春物語は、音楽映画の枠を超えて、観客の心に深く届くことでしょう。
◼︎全米配給を手がけたフォックス・サーチライトって?
『パティ・ケイク$』の全米配給はフォックス・サーチライト・ピクチャーズが手がけました。
1994年に設立された20世紀フォックスの子会社である同社は、インディペンデント色の濃い作品の製作・配給を行っています。
過去には、『JUNO』『スラムドッグ$ミリオネア』『(500)日のサマー』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などを輩出してきました。
昨年は『gifted/ギフテッド』のような小粒の良作映画だけでなく、アカデミー賞作品賞にノミネートされた『スリー・ビルボード』や、同賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』を扱うなど、その作品選びの目は確かです。
フォックス・サーチライトでの配給が決まったことについて、ギャスパー監督は以下のように語っています。