映画『君の名前で僕を呼んで』あまりに美しく、切ない恋物語 古川ケイの「映画は、微笑む。」#47
という考えを持つ両親によって育てられたエリオは、ヴィラでクラシック音楽を編曲したり、ピアノやギターを演奏したり、読書をしたり……ときには夜遊びもしたりしながら過ごすのだった。
そんなある日、大学教授でギリシア=ローマの美術史学を専門にしている父のもとに、博士課程に在学中の24歳の大学院生・オリヴァー(アーミー・ハマー)がやってくる。
エリオの父は、毎年自分の研究を手伝ってくれるインターンを迎え、ヴィラで一緒にひと夏を過ごさせるのだった。
アメリカからやってきたオリヴァーが使うのは、エリオの部屋と共用のバスルームで繋がっている隣の部屋。
これまでのインターン生よりも知的で、振る舞いも自信にあふれているように見えるオリヴァー。エリオはそんな彼が最初は気に入らなかった。
だが、一緒に時間を過ごすうちに、ふたりの関係に変化が訪れる。
引きつけあったり、反発したりするふたりだったが、ある日自転車で出かけた街で、エリオはついにオリヴァーに想いを告げ……。
◼︎今ハリウッドがもっとも期待する俳優、ティモシー・シャラメに大注目!
17歳の主人公・エリオを演じたのは、期待の新星ティモシー・シャラメ(22歳)