くらし情報『「今の時代に能楽は絶対に必要」観るのは“舞台”ではなく、“自分の人生”だ』

「今の時代に能楽は絶対に必要」観るのは“舞台”ではなく、“自分の人生”だ

その方は上演中ずっとラフを描いたりしているそうなんです。曰く、「能楽堂に来るとどんどんアイデアが浮かんでくる」そうで。それを言われたとき、僕はすごく嬉しかったんです。

ボーっと音を聞き、能を観ながら、浮かんでくるアイデアって、何にも代えがたかったりします。そういう贅沢な時間を過ごすのも良いのではないかと。
Dsc03284 2


まずは能楽堂の空間を楽しむことが大事

──なるほど。まずは能楽堂での時間の過ごし方を知るわけですね。ステップ3では何をすればいいのでしょうか?

ステップ3が一番大事です。


まず予習をしてきてください。そして舞台が始まったら、その中に自分の人生を投影してみましょう。

物語に出てくる登場人物の立場になったとき、自分だったらどう考えて、どう行動するのか。正義が対立する話であれば、善と悪とは何なのか。そこまで考えたら、観ることがもっともっと楽しくなります。

可能であれば、謡(台詞)の意味まで理解してみると、詠まれた歌の情景まで想像を広げることができるし、自分の身近な世界や記憶とつなげていくこともできる。そうなると、もっといろいろな曲を観たくなっていくと思います。

──演目の予習は学びたくなってからで良いということでしょうか?

最初からステップ3に行かなくても良いんです。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.