「今の時代に能楽は絶対に必要」観るのは“舞台”ではなく、“自分の人生”だ
──最後にDRESS読者に向けてメッセージをお願いします。
現代は生き方の多様性が認められている一方、逆に「こうあるべき」という意見も多すぎる時代だと思います。ひとつの枠組みにはめてしまうのはあまりにもったいないですし、なにか「理想像」があったとしても、それは自分でしか作れません。だからこそ一旦立ち止まって、自分を大切にする時間を持つことが必要なのだと思います。
これは自分自身の経験からなのですが、自分のペースをつかむというのは、30代になってからできることのように思います。そこで生まれたゆとりを、忘れたり上書きしたりするのに使うのではなく、あえて立ち止まって向き合う時間に使うということは、僕自身とても大事にしていることです。
さまざまな情報の中から自分に必要なものを取捨選択するために、能楽堂で過ごす時間、能楽を観る時間を利用していただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
宝生和英氏が主宰する「和の会」グランドフィナーレ公演は7月28日(土)開催。
DRESS観劇部でも参加者を募集しています。
まだ能楽を観たことがないという方、ぜひ能楽デビューしてみませんか?
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