私とあなた、私と社会、私と私――誰かと誰かをつなぐランジェリー「Albâge(アルバージェ)」
うまく自分や周りと付き合いながら人生を楽しみたい――これを身につけるとそんな気持ちになれる、という下着をつくりたいと考えています」
「Albâge」のブランドディレクターを務める高崎聖渚(たかさき・せいな)さん
■自分が素敵だと思うランジェリーを手に取ってもらうために、カルチャーをつくる
――高崎さんがランジェリーに興味を持ったのは、いつですか。
大人っぽい女性に憧れはじめた、13歳くらいのころです。当時思い描いていた“大人の女性の象徴”といえば、ハイヒールと口紅、そしてセクシーなランジェリー。すこし背伸びしたデザインのランジェリーをつけると、気持ちが高揚したのを覚えています。
そこから、自分で下着をつくりはじめるまでは、とても自然な流れでした。母がアパレルの仕事をしていた影響で、もともと自分で洋服をつくったりしていたんですよね。
――中高生のころからご自身でランジェリーをつくっていたなんて、本当に興味があったんですね。高校に進んでからも“ものづくり”に興味があり、はじめの一歩を踏み出すには何がいいかと考えるうちに、下着が思い浮かびました。
まずは、大好きなランジェリーのデザイナーとして、一人前になる。