映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』感想。ヒトラーの秘宝。美と権力に秘められた名画ミステリー!
同時に故郷近くのオーストリア・リンツに“総統美術館”を建設する野望を抱きました。
本作は、欧米で活躍する歴史家、美術研究家をはじめ、略奪された美術品の相続人や奪還運動に携わる関係者の証言を元に、ヒトラーの思想の背景と略奪された美術品が辿った闇の美術史に迫ります。
ちなみにフランスの皇帝ナポレオン(1769年8月15日 〜1821年5月5日)もヨーロッパを制覇する過程で各地の城や邸宅から膨大な数の美術品を略奪したのだとか。
それらには、資産価値があり政治的にも権威を高める影響力の大きさを知っていたからでした。
「壁を飾るために絵を描くのではない。絵は敵に対する盾にも矛にもなる、戦うための手段だ」―パブロ・ピカソ
ナチスに弾圧され奪われた美術品と、それに関わる人々の数奇な運命に迫る名画ミステリー!
ぜひこの機会にお楽しみいただければ幸いです。
■映画『ヒトラーVS.ピカソ奪われた名画のゆくえ』あらすじーナチスに弾圧され奪われた美術品とそれに関わる人々の運命を追った名画ミステリー!
ナチス・ドイツはふたつの手段で芸術を支配しました。
ひとつはピカソ、ゴッホ、ゴーギャン、シャガール、クレーらの傑作に「退廃芸術」