2019年12月19日 21:00|ウーマンエキサイト

いつもイライラ…幸せを感じられない原因は「見返したい」復讐心にあるかも

目次

・理由のわからない怒りやイライラ、その原因は?
・誰に認められたい? 見返したい相手を洗い出す
・「見返したい」復讐心をデトックスする方法
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「何の不自由もないのに、気持ちが満たされずイライラする」

仕事も順調で、やさしい夫と結婚し、子どもにも恵まれ、はたから見たら何の不満もないはずの方からカウンセリングのご相談を受けることがあります。

現状に不満はないけれど幸せも感じられない。何のために自分は頑張っているのかわからない。常に焦燥感がありイライラ。周りにいるすべての人を嫌いだと感じる自分は、おかしくなったのではないか…。

そう感じてしまうのは、どうしてでしょうか? 実は、その原因はあなたの「見返したい思いから心に芽生えた復讐心(ふくしゅうしん)」にあるのかもしれません。

■理由のわからない怒りやイライラ、その原因は?

「目標を達成したはずなのに、満たされない」
「何の不自由もないはずなのに幸せを感じられない」
「燃え尽き症候群のように無気力で、やる気が起きない」

そういった方によくよくお話を聞いてみると、これまで頑張ってきた原動力が「誰か(何か)を見返したい」という復讐に近い気持ちがあるケースが多いように感じます。

例えば、夫から対等にみられていないと妻が感じている場合。
妻は、家事や育児を完璧にこなし、仕事も夫に負けず劣らず頑張り、子どもは優秀な大学に受かり、大企業に就職した…。

その時、その時は一瞬スカッとするけれど、根本の問題となる「夫に認められたい」という気持ちは満たされていないため、しばらくするとまたネガティブな「見返したい」感情はぶり返します。

対等の夫婦になりたい、同じ土俵に立ちたいという気持ちが強いのに、夫は頑張っている自分をいたわってくれない、認めてくれない…。そういった負の感情を抱えたままでは、見返したい気持ちはおさまらないでしょう。

原因は家族だけとは限りません。例えば、友だちであったり、会社の同僚や上司であったり、「認めてもらいたいのに、認めてもらえない」存在に対する不満から、理由もわからずイライラしているのかもしれません。

■誰に認められたい? 見返したい相手を洗い出す

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人は誰でも、認められたい、見返したいという気持ちは持つものです。たいていの場合は、目標達成といった成功体験でその気持ちは昇華されるものですが、「認められたい人に認められない」「認めてほしいことを認められない」という消化不良感が残ると、欲求がうまく昇華できません。


そのため、何の不自由も不満もないはずなのに、理由もわからずイライラする気持ちだけが残ってしまうのです。自己評価(自分は能力があり、できる人間だと思う気持ち)が高く、自己肯定感(そのままの自分でいいと認める気持ち)が低い人ほど、「見返したい」気持ちが強い傾向にあり、その欲求にとらわれやすいといわれています。

しかし、理由もわからないイライラや怒り、嫌悪感の原因が「認められたい、見返したい」という気持ちから起こっているというのは、なかなか自分では気づきにくいものです。

その場合は、次の手順を試してみてください。
1. どういう時に満たされないと感じるかを書き出していく。
2. そのシチュエーションの中から共通項を探す。
3. 共通項に一番多く登場するのが、あなたが「認めてほしい、見返したい」相手であったり、事柄になります。

もし、夫が一番多く登場するなら夫、親なら親に、あなたは「認められたい、見返したい」と思っているのでしょう。
また、「他人がきれいとほめられている時」に満たされない気持ちになるとしたら「(周りより)きれいな人と思われたい」という思いがあるということです。


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