おこもりしがちな冬、天気がよい週末は絶好のお散歩日和。運動不足解消も兼ねて
「おいしいお散歩」に出かけてみませんか?
お散歩のモチベーションを上げてくれるのは、おいしいパンやお菓子たち。ご近所はもちろんだけど、リフレッシュも兼ねていつもよりちょっと遠くまで足を伸ばしてみると、思いがけない新しい発見もあるかもしれません。
今回はそんな
「おいしいお散歩」にぴったりなスポットを2件ご紹介します。
<目次>
・「Think(about bread & Pastry)」(上野桜木あたり)
・「DOLCE TACUBO CAFFE(ドルチェタクボカフェ)」(虎ノ門)
■「Think(about bread & Pastry)」(上野桜木あたり)
JR日暮里駅や東京メトロ根津・千駄木駅からそれぞれ徒歩約10分ほど。そぞろ歩きにも人気の
“谷根千”界隈で目指すのは、台東区上野桜木にある
「上野桜木あたり」というユニークなスポットに昨春誕生したブーランジェリー・パティスリー
「Think(シンク)」です。
昭和13年築の
日本家屋を現代によみがえらせた複合施設「上野桜木あたり」の一角にたたずむ店舗は、築80年の骨組みを生かしながらモダンにアップデートした趣ある空間。
店内へと一歩踏み込めば、その独特な雰囲気を味わいながら、目の前にずらりと並ぶ麗しきパンとパティスリーの世界に浸れます。
木の柱や襖など和の要素に、味わいのある石のテクスチャーを大胆にマッチングさせた店内。栃木県の芦野石を用いた什器。
ホテルライクな美しい什器の上に並ぶヴィエノワズリーやお菓子パン、パティスリーなどはどれもおいしそう!
焼き手は、オーナー兼シェフ・パティシエの
仲村和浩さんと、シェフ・ブーランジェの
鈴木嵩志さん。それぞれフランスの製菓学校で学び、帰国後は数々の有名店やホテルでの研鑽・活躍を重ねた(互いを知り尽くした)名タッグ。
古い柱や襖など古き良き和の要素に、石材の壁や什器を組み合わせたこだわりの空間で叶えるのは、フランスで馴染み深いパン屋とパティスリーを融合した
“ブーランジェリー・パティスリー”というスタイルです。
中央什器のサイドには食事パンやタルトなどが並ぶ棚も。上段には、店の看板アイテムとなる高加水生地に自家製ルヴァン種が。
どれにしようか迷ったら食事パン、ヴィエノワズリー、フレンチパティスリー、各部門それぞれをぜひ押さえて。ちびさんたちに人気の「全粒粉の丸パン」(写真左上) 3個入 400円(税込) も並びます。
「つくることは、“想う”ことからはじまる」というコンセプトを店名(Think)に込めたという同店では、素材と製法にとことんこだわり編み出されたパンとパティスリー、どちらも専門とするシェフが編み出す本場さながらの味わいが魅力です。
鈴木シェフが編み出した独自製法(水種)と湯種を掛け合わせて焼き上げるハードブレッドや、同じく水種の長時間熟成で叶えるもっちりふんわりの食パン、ザクっとした食感と発酵バターの香りが後をひく風味豊かなヴィエノワズリー(クロワッサンやブリオッシュなど)など。
仲村シェフの真骨頂でもある本場さながらのマドレーヌや郷土菓子などのフレンチパティスリーや、クラシックな製法をベースに生み出されるアントルメ(生菓子)など、見た目にも心奪われるお菓子も幅広くラインナップ!
いずれも、厳選した国産小麦を中心にフランス産小麦と使い分けながら、ベルギーが誇る
発酵バター「コールマン」との組み合わせを軸に展開します。
オープンからまだ半年強の現状はまだ準備段階にあるものの、近いうちにイートイン可能なカフェスペースをオープンする予定とのこと。現状は、お店の外にある共有スペースであれば焼き立てパンをその場で味わうことも可能です。
嬉しいことに、お隣には
塩とオリーブの専門店「おしおりーぶ」があるので、おいしいパンに合わせてグルメなお買いもの散歩もできてしまう。周囲には緑豊かな神社仏閣やおいしいお店も点在しているので、ちび君やちび子さんと一緒に週末お散歩コースにもおすすめです。