GWは京都でアート散歩、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023」「跳躍するつくり手たち」+1
のPOPなインスタレーションだ。“薬”にまつわるさまざまなストーリーを5年間にわたる世界中の旅の中で提示されている。ステロイドを過剰摂取するインドのボディビルダー、中国のジェネリック医薬品からバイアグラの偽造品やドミニカから輸入される使用期限切れの錠剤などを販売するハイチの露天商、100年に及ぶ製薬会社の広告、SNSと幸福感など、現代における“幸せ”のボーダーをフロア一面覆う写真で問い掛ける。
セザール・デスフリ(Cesar Dezfuri)『Passengers 越境者』(@スフェラ・ビル)
救助されたゴムボートの乗客118人のポートレートのリスト。2016年8月1日、地中海にて。© César Dezfuli
マドリード生まれのイランとスペインをルーツに持つジャーナリスト・フォトグラファーのセザール・デスフリ(Cesar Dezfuri)は2016年に撮影したアフリカ沿岸から地中海を渡ってヨーロッパを目指し伊シチリア島で救助された難民118人のその後を追った作品『Passengers 越境者』を祇園の「スフェラ・ビル」で展示。
2017年にイタリア・フィレンツェで行なわれたピッティ・ウオモでのヴァージル・アブローのショー。