くらし情報『【『最愛』感想 9話】愛情をふりほどき真実に向き合うとき・ネタバレあり』

2021年12月15日 11:23

【『最愛』感想 9話】愛情をふりほどき真実に向き合うとき・ネタバレあり

【『最愛』感想 9話】愛情をふりほどき真実に向き合うとき・ネタバレあり

今回9話のラストシーンで、初回冒頭、主人公の真田梨央(吉高由里子)が血塗れの指で髪をかきあげながら警察に連行される場面に繋がった。

それはおそらく物語が始まった当初、自分も含めて、視聴者の大半が想像していた内容とは違うものではあったけれども、梨央が全てを失おうとしている瀬戸際であることは変わりない。

このドラマの主題歌『君に夢中』(宇多田ヒカル)は、毎週1回、印象的な場面で流れている。最終回を前に、改めてそれぞれの回のどこで流れているのかを確認したい。

1話目は梨央が父・朝宮達雄(光石研)の死後、駅伝の最中に白川を離れる場面、宮崎大輝(松下洸平)が走る姿を確かめて迎えの車に乗るところ。

2話目は大輝が梨央を引き寄せた瞬間に菓子が潰れて大輝のシャツにべったりついて、よそよそしかった2人が溢れるように喋りだす場面(ここは本当に見ている側が一瞬虚を突かれ、そして緩やかに気持ちがほどけていくような美しい場面だと思う)。そして3話目は暴漢に襲われた加瀬(井浦新)の治療を待つ病院の待合室、梨央が友人のようでいられたらいいのにと大輝に本心を明かし、2人のわだかまりが解けていく場面。

4話目は梨央と警察に追われている弟の優(高橋文哉)

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