くらし情報『【『ファイトソング』感想・5話】何度でもスタートを切りなおす・ネタバレあり』

2022年2月14日 11:03

【『ファイトソング』感想・5話】何度でもスタートを切りなおす・ネタバレあり

、5話にして仕切り直し、リスタートである。

落ちぶれたミュージシャン・芦田春樹(間宮祥太朗)は、ヒロイン・木皿花枝(清原果耶)との出会いを経て、数年ぶりにインスピレーションを得て曲を書き上げるものの、その曲はコンペを勝ち抜けなかった。

コンペが終わった以上は恋の真似事も必要ない。ここで一旦、花枝と春樹の関係は解消になってしまう。

これまでも会えない欠落感で自分の感情を意識していく恋なのだが、ついに花枝は自分が失恋したと自覚する。

花枝は恋愛の、いや人間関係の経験自体が希薄なために自分が何を得ているのかの自覚が難しいのだと思う。

得たものの恵みより、失った部分の痛みでようやく気づくというのは、なんだか切ない話である。

【『ファイトソング』感想・5話】何度でもスタートを切りなおす・ネタバレあり

今回、春樹の部屋に半ば居候のように出入りしている烏丸薫(東啓介)の過去についても描かれている。


かつて春樹のバンド仲間だった薫は、解散後も曲が作れない春樹につきまとい、時折一方的に高級食材で料理を作っては春樹に食べさせて、その材料代と料理の手間賃と称して春樹に金をせびっている。春樹も、いつも無造作に万札を取り出しては薫に払っている。

一見、薫が悪人なのか本当に友人なのか微妙なところだが、おそらくそれは友人としての繊細な距離感ではないかと思う。

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