2022年2月14日 11:03
【『ファイトソング』感想・5話】何度でもスタートを切りなおす・ネタバレあり
を伸びやかに描いている。
人生の途中で何かを失っても、同じくらい別の何かを得ることは出来るし、新しい出会いがあって人生は続いていく。
これもまた、恋愛ドラマの『背景』としてベテラン脚本家が若い世代に向けて描く愛ある発信だと思う。
今週の最後で春樹の曲作りには更にもう少しの猶予が与えられる。
曲作りのための方策なのか、それとも本当に恋愛感情なのか、自分でも分からないままに花枝に再度の交際を申し込もうとする春樹に、ついに慎吾が声をあげて待ったをかける。
恋愛ごっこは、本気で立ち上がった一人の存在で、否応なく『ごっこ』ではいられなくなる。物語の折り返しで、恋は改めて仕切り直しになる。
歌詞で言うなれば、いつだって今が常にスタートライン。
単独走よりも競り合えばタイムは当然荒れるだろう。どんな後半の展開が待っているか、わくわくする。
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[文・構成/grape編集部]
かな
Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。
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