【『正直不動産』第7話感想・考察】視聴者を沼らせる山下智久の演技の魅力!セリフのない”あのシーン”に注目
それは「お客に感謝される」ことだったのである。
営業トップになる前、トップと自分の違いはなんだろうと考えた。
そうして辿り着いた答えが「お客を人と思わないこと」であった。
永瀬はお客を人と思わないことで情で動かされることなくセールスができるようになり、見事、営業でトップの成績を取ることができた。
そんな過去を振り返りながら、永瀬は目標を追うがゆえ、目的を忘れてしまっていたことに気づく。
祟(たた)りにあって嘘がつけなくなってからは、成績は落ちたものの、正直にお客と向き合い、「感謝される」ことが増えたのだ。
感謝される気持ちは、仕事にやりがいや達成感をもたらしてくれる。
彼が祟りにあったのはこの大切な感情を取り戻させるためだったのかもしれない。
自分を見つめ直した永瀬は、過去の自分が蒔いた種にも、これからは真摯に向き合うことを決意した。
人生はいつだってやり直せる、ドラマはそう伝えてくれたようにも思えた。
視聴者を沼らせる山下智久の演技の魅力
第7話で大学生役をもこなしてみせた山下智久。
回想シーンでは、ハリツヤ溢れる肌と生き生きとした瞳、いつもと違った前髪のあるセットで一瞬にして時を14年前に戻してくれた。