2023年4月6日 17:49
7時間15分で会社を辞めた、その理由は? 「怖い…」「辞めて正解だよ」
しかし、2日目の朝になって、店舗の商品を着用するよう強要されたのです。
企業側が社員に自社商品を強制的に購入させるのは、公序良俗に反する商法として、不法行為に当たる場合があるといわれています。
アパレル店であれば、シーズンごとに新商品を販売するもの。
『店で売っている商品だけを着用可能』というルールであれば、社員はシーズンごとに、自社商品を購入しなければならないでしょう。
そうなると、社員の収入に対して、自社商品購入の額が大きくなるため、雇用主側の不当行為とみなされる可能性が高いそうです。
また、コンビニエンスストアなど、従業員に対して制服の着用を義務付け、備品を自腹で購入させる企業があります。
その場合、雇用側はあらかじめ労働条件の1つとして制服の購入を知らせておかなければなりません。
ZENZOさんは、事前に自社製品を購入しなければならないことを知らされていませんでした。
これらの点を社長に指摘したところ「うちはそうやってきたんだから」と一蹴されてしまいます。「商品を買わないなら勤務できませんが、辞めますか」という社長に対しZENZOさんは「そうですね」ときっぱり、辞職を申し出たのです。