【『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』第2話感想】桐谷健太に惹かれるワケとは?情熱あふれる演技
が、個性ある刑事、検事、判事らと共に事件を解決するストーリーだが、仲井戸は立場や役職に物おじせず、発言をする特徴がある。
検事に思っていることをズケズケと発言したり、説教したり、また職場の上司にも「はあ~?」という反応を見せたりするから面白い。
でもうっかり失礼なことを言ってしまった時はすぐに謝まるところもなんだか憎めないのだ。
みんなが気を使って接する上司や取引先に、こうやって等身大でぶつかることができる人はなかなかいないだろう。
みんなができないことをやってみせるからこそ、仲井戸のキャラクターに視聴者は惹かれてしまうのかもしれない。
また、演じる桐谷健太は、仲井戸というキャラクターを、表情やしぐさ、声のトーンなど、細かな演技のニュアンスで繊細かつ正確に表現している。
例えば取り調べのシーンでは、なかなか口を割らない被疑者に同情するところからスタートする。第2話では俳優として売れていない田中克也(橋本淳)に「なあ、田中。
どこの世界でもイケてるやつもいれば、そうじゃないやつもいるんだよ」と情に訴えかけるトーンで語りかけていた。
かと思えば、最終的には「田中、田中、田中~!!」