くらし情報『【『大奥 Season2』感想1話】鈴木杏と村雨辰剛が描き出す小さな理想郷』

2023年10月6日 16:49

【『大奥 Season2』感想1話】鈴木杏と村雨辰剛が描き出す小さな理想郷

二人を軸に、松下奈緒、玉置玲央、趙珉和といった実力派が脇を固める。

【『大奥 Season2』感想1話】鈴木杏と村雨辰剛が描き出す小さな理想郷

※写真はイメージ

さらに原作でもファンを震撼させた一橋治済を演じる仲間由紀恵の存在感は、初回はわずかな出演ながら格別のものがあった。

ドラマで、原作にない部分で一つ印象に残った部分がある。

それは、源内と青沼がそれぞれ共鳴しあう「他者にありがとうと言われたくて生きている」という二人の動機である。

このくだりは原作ではずっと後に源内の言葉として出てくるが、ドラマでは医療編の冒頭で二人の願いとして語られる。
さらに御半下の風熱(インフルエンザ)を看護する黒木と青沼との会話でも、他人に感謝されたいという願いは浅ましいのかという問いかけが描かれる。

シーズン1で繰り返し描かれたのは、尊厳を剥ぎ取られるような境遇にありながらも、人が懸命に生きる姿の崇高さだった。

シーズン2の医療編では、人を獣ではなく人たらしめるもの、人間の利他や博愛について、更にクローズアップして描かれるのだろう。


再び観る者の心を揺さぶる二ヶ月あまりが始まる。じっくりと腰を据えて向き合いたい。

SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)

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