くらし情報『【『大奥 Season2』感想3話】玉置玲央と村雨辰剛、絶望がうかびあがらせる人の尊厳』

2023年10月20日 15:48

【『大奥 Season2』感想3話】玉置玲央と村雨辰剛、絶望がうかびあがらせる人の尊厳

※写真はイメージ

SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。

2023年10月スタートのテレビドラマ『大奥 Season2』(NHK)の見どころを連載していきます。

かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。

『大奥』と銘打たれた作品を徳川幕府の将軍とそのパートナーたちの物語だと括ったら、この医療編は特殊な位置づけにあることになる。

ここで謎の業病を克服しようと研究を重ねる人々は早逝する御台の五十宮(趙珉和)以外、将軍のパートナーではなく、医療編を通して性愛の描写はほとんどない。

一つの成果を追い求める青年たちの日々と、その終焉が中心だ。

だが、結末も哀しく読者に苦い読後感を残すこのパートに格別の愛着を持つ原作のファンは多い。

そしてこの医療編があって、原作著者・よしながふみが描く男女逆転の大奥という先鋭的な設定の物語は、無二の人間賛歌として輝くのである。


【『大奥 Season2』感想3話】玉置玲央と村雨辰剛、絶望がうかびあがらせる人の尊厳

※写真はイメージ

男子のみが罹る謎の伝染病、赤面疱瘡によって男子の人口が激減した架空の江戸時代。

労働力の担い手は女性となり将軍もまた女となった世界、跡取りの確保のために江戸城・大奥に集められたのは男だった。

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