【下剋上球児 第2話・ネタバレあり】南雲が明かした過去がきっかけで、先の展開が読めない…!
が部員のまとまらなさを見て一人で抱え込んで追い詰められてしまったときに、リリーフとして起用した。
結果的には負けてしまったが、彼のコントロールの良さは真面目で真剣な性格の賜物だと、南雲は見抜いていたのだ。
南雲は、翔が部員たちに物足りなさを抱いており、試合で独りよがりになってしまうことも察していたのだろう。
星葉学園に対する強い思い入れから、もし打ち崩されたら彼の精神が持たないことも分かっていたのかもしれない。
また、野原舜(奥野壮)がベンチに落とされ、野球初心者の椿谷真倫(伊藤あさひ)が代わりにスターティングメンバーになったことに不貞腐れて試合に来なかったのだが、心配する山住に、彼の性格は「根気がない分根に持たない」と南雲は言った。
ちょっとひどい言い方だったが、南雲は生徒の性格をきちんと把握している。人には外からはわからない事情や秘密、弱さを抱えていることがある。
山住の押し付けがましいほどの野球好きは、小学生時代同級生に理解されなかったことの裏返しでもある。
周囲が『ハチミツとクローバー』にハマっているときに、一人で『ストッパー毒島』を読みふけり、同級生と話が合わなかったらしい。