2023年12月12日 09:43
火を止めてからカレールウを入れるのはなぜ? 企業の回答に「そんな根拠が」「初耳でした」
カレーやシチュー、ハヤシライスなど、ルウを入れる時に「火を止めてから」という説明書きがある製品は少なくありません。なぜ火を点けたままではいけないのでしょうか。その理由をハウス食品が解説しています。
理由は「お鍋の温度」と「小麦粉の性質」
鍋いっぱいの料理を手軽に作れる既製のルウは食卓の救世主。材料を煮込んだ後にポンと入れ、混ぜて溶かせばおいしい一品ができあがります。
この時、パッケージに「一度火を止めてからルウを入れてください」と書いてあることに気付くかもしれません。多くの既製ルウは「火を止めてから入れる」とガイドされています。
火を点けたまま入れてもしっかり溶けそうなのに、なぜ一度火を止めるのでしょうか。
ハウス食品によると、「ルウを適切に溶かす」ためのポイントだといいます。
いったん火を止めることで、お鍋の中の温度を下げ、ルウを溶けやすくするためです。
ハウス食品ーより引用
煮立った鍋にルウを入れてしまうと、ルウの小麦粉が膜を作ってしまうのだとか。小麦粉の膜はルウを溶けにくくする原因になり、ダマになってしまうことも。ダマだらけのカレーは当然、味も損ないます。
さらに、ルウを溶けやすくするためには鍋の温度を90℃前後まで下げる必要があります。