くらし情報『【『不適切にもほどがある!』感想 最終話】過敏すぎる社会への処方箋』

2024年4月1日 13:29

【『不適切にもほどがある!』感想 最終話】過敏すぎる社会への処方箋

改めて自分もまた、昔話よりも未来を語れる大人でありたいと思う最終回だった。

『不適切にもほどがある!』場面写真

笑いと悲しみ、華やかな騒々しさと沁みるような感動。様々な混沌を包み込んだこの作品において、阿部サダヲはまさにクドカン作品そのものを体現するような見事な演技を見せてくれた。


『不適切にもほどがある!』場面写真

そして、娘の純子を演じた河合優実は、しなやかな自我と思春期の淡い揺らぎを鮮やかに演じきって、私たちを魅了した。これからのキャリアが非常に楽しみな俳優である。

『不適切にもほどがある!』場面写真

最後に、いつか10年・20年が過ぎた後に、2020年代はどんな時代として語られるんだろうかと思う。

あんな面倒くさい社会なのか、あんな効率の悪い社会なのか、あの頃は良かったなのか。

そうして遠く俯瞰できるようになった頃に、このドラマをふと思い出すだろうし、その未来でも宮藤官九郎が辺境に立ち続けて書く作品を見て、笑ったり泣いたり出来ていたらいいなと思う。


『不適切にもほどがある!』場面写真
『不適切にもほどがある!』場面写真

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[文・構成/grape編集部]

かな
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