くらし情報『【『不適切にもほどがある!』感想 最終話】過敏すぎる社会への処方箋』

2024年4月1日 13:29

【『不適切にもほどがある!』感想 最終話】過敏すぎる社会への処方箋

それは学校のおかげだし。気が合う奴とは繋がれて、合わない奴とは関わらなくてすむ…便利なもの、もうちょっと辛抱すれば沢山出来るからさ。

『不適切にもほどがある!』場面写真

キヨシが令和に帰った後、佐高はキヨシのいない学校に登校するようになり、中学を卒業する。

ただ1人でも、真心で思ってくれる誰かがいて言葉が届けば、小さくても一歩を踏み出せる。

若い日の母親と出会い、人間関係の悩みを聞いてもらって、子供のように唇についたナポリタンを拭いてもらった渚が、それで元気を取り戻して仕事に戻っていったように。


『不適切にもほどがある!』場面写真

佐高や井上(昭和パート中田理智・令和パート三宅弘城)の卒業式、小川は「お前らの未来は面白いから!」と言って、ヒップホップとともに生徒を送り出す。

『不適切にもほどがある!』場面写真

本ドラマの主題歌『二度寝』を担当する、『Creepy Nuts』の二人が昭和に来て居残りしているという粋な展開であった。

爆笑して『二度寝』を聞きながら、胸が熱くなった。


『不適切にもほどがある!』場面写真

旅立ちにあたって、未来は楽しいぞ、良いものだぞと灯火のように明言してくれる誰かがいるというのは本当に幸せなことだ。

一見万事に細やかで配慮の行き届いた令和の世の中だけれども、いま、若い世代に未来はいいものになると確信と共に語れる大人は少ないように思う。

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