無洗米、本当に洗わなくていいの? 企業の回答に驚きの連続!

米を研がなくてもいい無洗米は便利ですよね。
米の袋から計量カップで計って炊飯器に入れ、水を注いでボタンを押すだけでご飯が炊けます。
この無洗米はどのように作られているのかご存じでしょうか。
世界で初めて無洗米を開発し、おいしい無洗米を作っている東洋ライス株式会社(以下、東洋ライス)に取材しました。
無洗米の製造方法とは
まず、無洗米を作るためには、米に付いている肌ぬかを取らなければなりません。
精米された米は、胚芽(はいが)と、ぬか漬けなどに使われるぬかは取り除かれています。しかし、表面にはまだ肌ぬかと呼ばれる、とぎ汁の元になる粘着性の高い部分が付着しているのです。
肌ぬかが付いたまま米を炊くと、味が悪かったり、ぬかの臭いがしたりしてしまいます。
米をおいしく食べるために、米を洗い、研ぐ作業は必要になるのです。
米を洗っていると、水が白濁して研ぎ汁になりますね。
これは米の表面に付着していた肌ぬかが水に溶けたもの。ぬかは水に溶けますが、その水が米粒に吸収されないうちに素早く丁寧に研ぐことが重要です。

東洋ライスが製造する無洗米
『ぬかでぬかを取る』という驚きの技術
肌ぬかは粘着力が強く、機械的に肌ぬかを取り除くのは至難の業。