くらし情報『学童で遊ぶ子供たち 大人がハッとさせられたことは…【きしもとたかひろ連載コラム】』

2020年8月15日 15:44

学童で遊ぶ子供たち 大人がハッとさせられたことは…【きしもとたかひろ連載コラム】

「けれど、今の目の前のことは何も変わっていないじゃない」

と友人が言った。挑戦して失敗したとしても、思っていた未来にならなくても、いま十分生きていて幸せで、それはなにも失くならないじゃないかと。

たしかに、これから期待する未来がこなくても、いま大事にしてるものや幸せであることは変わらない。挑戦して失敗しても、減りはしないのかもしれない。

ならなおさら、いま充たされていることが、なにかになるための、どこかに向かうための大きな礎となるのだろう。

余談ですが

子どもがアイロンビーズを作っていた。なにを作っているのか気になって見ていると、それを察したのか「イヌ作ってるねん」と教えてくれた。しばらくして完成したものを見せてくれた。


「イヌ、かわいく作れたやん」と伝えると「ネコやで」と返された。あれ?イヌって言ってなかったっけ?と思っていると「イヌ作ってたけどネコみたいになったから、ネコにしてん」と教えてくれた。自由で素敵だなと思った。

そんな風に生きていけたらいいな、とネコになったイヌを見て思う。目指したり憧れていた人生でなくても、思いもしない生き方になっても、「イヌを目指してたけどネコもいいかなって思ってん」

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