くらし情報『学童で遊ぶ子供たち 大人がハッとさせられたことは…【きしもとたかひろ連載コラム】』

学童で遊ぶ子供たち 大人がハッとさせられたことは…【きしもとたかひろ連載コラム】

今までの時代は、みんなができて当たり前だった。同じことを同じように。だから、できないことを欠点と呼んでいた。

けれど、これからの時代は「みんなができなくて当たり前」でいい。みんなができなくて当たり前というのはできない状態が普通だということ。

そしてそれぞれの「できること」は優れていることではなく、その人の一部として認めていく。

みんなができて当たり前のことなんてないんだって知ると、できている人を見て同じようにできていない自分に引け目を感じることは少なくなるんじゃないかな。

学童で遊ぶ子供たち 大人がハッとさせられたことは…【きしもとたかひろ連載コラム】
ぼくはあまり何かに挑戦したことはない。
就活も受験勉強もほとんどしてこなかった。

だから、何かに向けて必死になることも何かに失敗して絶望することも、それをしてきた人と比べて経験が浅いと思う。

それでも、こんな未来のはずじゃなかったのになって思うことはある。失敗とまではいかなくても、思っていた未来とは違っていると、やっぱり落ち込む。

その先に見ていた世界が見られないことはやっぱり悲しい。あるかもしれないと思っていた道がないことを知ると、みんなは進んでいるのに自分には進めないのかと、希望を持っていた自分は大した人間じゃないんだと思ったりする。

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