1日800本売れたTwitterで話題の「マスク自販機」!発案者が語る誕生秘話
――コロナ不況対策として、マスク販売を?
当初は販売を想定していませんでした。
ところが、3月に入ってマスクが全く手に入らない状況で「ないなら、うちにミシンがあるから自社で縫おう」ということになりました。
最初は従業員とその家族分だけを作っていましたね。
――もともとは販売目的ではなかった…。
はい。
自分たち用に作っていたら、周りにマスクがなくて困っている人が多かったので「どうせ暇だし、たくさん縫って必要なところに寄付しよう」と。
そこで1000枚作って3月半ばに岡山県庁へ寄付しました。
――1000枚も!
大量に作れるのがうちの特徴なので(笑)。
すると新聞で取り上げていただき、介護関係の企業や個人の方から「うちにも作ってくれないか」と問い合わせが入るようになったのです。「時間もあるし、やれることはやろう!」と、必要な方に届けました。
自動販売機で夏マスクを販売!
――自動販売機はいつから?
渋谷社長:
4月に入って従業員から「マスクが暑い!蒸れてしょうがない!」という意見が出まして。「じゃあ夏用に改良しよう」と、次のマスク作りがスタートしました。
ただ、うちは小売の経験が全くないので「どうやって売っていくか」