くらし情報『『警戒心』という鎧を纏う 命と財産を守り、旅を楽しむのは、訪問先の国に対するマナー』

『警戒心』という鎧を纏う 命と財産を守り、旅を楽しむのは、訪問先の国に対するマナー

見知らぬ場所、ひとりで行動するときは特に、動物的な直感を澄ましておくことです。

『警戒心』という鎧を纏う 命と財産を守り、旅を楽しむのは、訪問先の国に対するマナー

警戒心が強すぎて、恥ずかしい思いをしたこともありました。ニューヨークでタクシーに乗ったときのこと。

遠回りをしている感じがしたので、「道、違っていませんか?」と聞きました。すると白人の初老の運転手さん、「君は何年ニューヨークに住んでるの?」と。

「3日」と答えると、「僕は30年以上この街に住んでる」と言いました。一方通行の多いニューヨークでは、回って回って、反対方向から目的地に向かうこともあるのです。忘れられない、運転手さんの言葉でした。


『警戒心』という鎧を纏う 命と財産を守り、旅を楽しむのは、訪問先の国に対するマナー

警戒心という鎧、纏うべきところで纏う。命と財産を守り、旅を楽しむのは、訪問先の国に対するマナーでもあるのです。


※記事中の写真はすべてイメージ

作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー

[文・構成/吉元由美]

『警戒心』という鎧を纏う 命と財産を守り、旅を楽しむのは、訪問先の国に対するマナー
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」

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