2019年6月15日 16:00
真宗大谷派の尼僧姉妹 DV夫から離れ“命にめざめた”瞬間
臨済宗妙心寺派・永正寺(愛知県)副住職の中村建岳さん(47)は、“苦いコーヒー”を人生にたとえ、仏教という“ミルク”を注ぐことでホッと一息つけるカフェラテになる、と仏教の意味を説いた。
クライマックスでは、「仏教はまるで~カフェラテ~」と、会場の参加者へコール&レスポンスをうながす場面も。
法話のイメージを覆すほどのライブ感に、会場は大盛り上がりだった。
紙芝居やプロジェクターなどを用い、出場者もさまざまな工夫をこらした今大会だったが、唯一の女性出場者の真宗大谷派・西照寺(石川県)僧侶「ひのう姉妹」はキーボード演奏に乗せて歌を披露した。
姉の日野直さん(46)は、絶対音感の持ち主。妹の史さん(43)は、学生時代からバンド活動をしているロッカーだ。この日は、命の尊さを説いた宗教歌『のんのさま地球の子どもの子守唄』と『今、いのちに目覚めるとき』の2曲で教えを説いた。
あなたはあなたでよいのだと
気づいたときから生きられる
このかけがえのない私に
いのちが今、きらめく
そんな歌詞にこめられているのは、過酷な経験を乗り越えた彼女たちの過去。
ひのう姉妹の2人は、その思いを本誌に明かしてくれた。