2019年10月11日 11:00
相手を動かす会話の真髄「命令ではなく“アドバイスを求める”」
ことだ。指示したい内容について、相手に「この場合はどうしたらいいと思いますか?教えてください」と尋ねると、相手は自分が頼りにされていると感じ、自己重要感が満たされる。さらに、自分が答えた内容についての責任感が生まれ、その後の行動も積極的になるのだ。
「アドバイスを求めたところ、こちらの意図と違う答えが返ってきた場合は『それもいいね』と肯定したうえで、ヒントを盛り込みながら次の質問で再度、誘導しましょう。相手の意見を否定することだけは絶対に避けましょう」
アドバイスを求める会話術は、目上の相手とのコミュニケーションにも効果絶大。年長者はプライドが高いことが多いので、自己重要感を傷つけないことがさらに大事になってくる。
また、相手が男性の場合は、子どもでも自己重要感が満たされるコミュニケーションを心がけたい。
「息子さんに話しかけるとき、親のタイミングで声をかけていませんか?息子さんの都合を無視して話しかける=自己重要感を傷つけていることになり、コミュニケーションが円滑に進まなくなります」
ある反抗期の息子を持つ家庭では、こんなやり取りで家庭内での会話がスムーズになったという。
母「今、話しても大丈夫?」