くらし情報『ディズニーなぜ連作ヒット アナ雪2に見る現実社会との関わり』

2019年12月26日 16:00

ディズニーなぜ連作ヒット アナ雪2に見る現実社会との関わり

(2)それは一人で生きていくことではなく、(姉妹や恋人のように)そばで見守ってくれるパートナーがいること。

これらをみせることで、だた強く、孤高の存在でいるのではなく、周囲との繋がりを大切にする、等身大の女性像を表現していたと感じる。時に弱さをみせて妹に頼るエルサ、優柔不断だけどやさしいクリストフにも支えてもらうアナ。彼女らの姿は多くの人に共感されるだろう。

また、クリストフとオラフのような男性像も好感度が高かった。彼らは、従来のディズニーが描くヒーロー的な王子さまではなく、パートナーとして女性に寄り添いサポートしている。一見ダメ男に見えがちだが、敬意をもった接し方がとても魅力的だった。

【2】実在する少数民族の歴史に見るアレンデール王国とノーサルドラの関係

日々流れるニュースでは、国家や民族に対する分断と迫害が問題になっている。
香港の情勢は刻々と変わっており、アメリカでは来年の選挙に向けて人種間の摩擦が強まっている。『アナ雪2』では、北欧に実在するサーミ人らしき民族が物語の鍵を担う。以前から、『アナ雪』でエルサの妹アナを助けるトナカイ飼いのクリストフは、服装からもサーミ人がモデルと言われていた。

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