2020年5月29日 11:00
コロナ禍生き抜く生活の知恵 病院では診察まで車か外で待つ
感染を防ぐのはもちろん大事ですが、長引く自粛による景気悪化で失業者が増えるのも問題です」
そこで宮沢先生がSNSなどで強く呼びかけているのが「100分の1予防法」だ。
「手についたウイルスをゼロにしようと、せっけんで念入りに手洗いするのも重要ですが、手についたウイルスが100分の1になるだけでも感染リスクは下がります。100分の1を目指すなら、手洗いは毎日せっけんを使わなくても水洗いで十分。入念に手を洗っても、ウイルスが付着したものを触れば、感染リスクは洗う前に元どおりです。それよりも、こまめに手を洗い、付着したウイルスを減らし続けることが大切です」
水野先生も予防の大原則は手洗いとマスクの着用だと語る。
「当たり前だと思うかもしれませんが、半年前はこれが徹底できていなかったんです。でもいまは、歯磨きやお風呂、女性のメークなどと同じように、手洗いやマスク着用が当たり前のこととして定着してきている。これはすごい進歩。
新型コロナウイルスと共存していく今後の生活でも、手洗いとマスク着用を習慣として続けていく必要があります」
では、こうした予防を基本に、私たちは今後、新型コロナウイルスとの暮らしをどう営んでいけばいいのか。