くらし情報『元WHO委員危惧する強毒化…増殖力に270倍差の実験結果も』

2020年6月16日 11:00

元WHO委員危惧する強毒化…増殖力に270倍差の実験結果も

あくまで動物実験なので、人間にそのまま適用されるとはいえません。ただ人間も同様の結果が出るとすれば、型によって重症化する可能性が大きく変わってくることになります。

コロナウイルスには風邪のような軽い症状のものもあれば、はるかに毒性の強いものもあります。その変異は、ランダムです。人に感染しないものになる可能性もありますし、死亡率35%となったMERSのようなウイルスに変異することもありえるでしょう」

発展途上国の感染症対策に取り組んできたグローバルファンドの國井修医師によると、「ウイルスは15日に一度は変異するともいわれている」とのこと。それだけ変異を繰り返せば、さらに強毒化したウイルスが出てくる可能性も否定はできないだろう。

また北里大学北里生命科学研究所の中山哲夫特任教授は、次のように指摘する。

「当初は高温多湿な季節になれば、自然と収束するのではといわれていました。
しかし結果的に今回の新型コロナウイルスはたちが悪く、しぶといイメージです。実際、イランでは第2波のほうが感染状況もひどくなっているといいます。

ウイルスはすみやすい環境を求めて、変化していきます。新型コロナウイルスも、当初の形から変異しているようです。

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