くらし情報『元WHO委員危惧する強毒化…増殖力に270倍差の実験結果も』

2020年6月16日 11:00

元WHO委員危惧する強毒化…増殖力に270倍差の実験結果も

これからどう変異していくかは、わかりません。ただ間違いなく、“人に感染しやすくなっている”とはいえると思います」

強毒化だけでなく、感染しやすくもなっていく新型コロナウイルス。そのため、さらなる死者数の増加が懸念されている。

「感染者が減少している国もあるいっぽうで、南米やアフリカを中心に感染者や死亡者が急増している国も多いです。また、世界では毎日10万人以上の新たな感染者が報告されています。

もちろん各国が何らかの移動制限をしているものの、人の流れを完全に止めることはできません。日本にウイルスが入ってくる可能性はどこにでもあり、そこからクラスター化することもありえるのです」(國井医師)

前出の左門氏も「感染拡大を防ぐのは難しい」という。

「MERSやSARSが流行したときは、発症したらすぐに重い症状が現れていました。
そのため見つけやすく、隔離措置も取りやすかった。結果、早い段階で収束させることに成功しました。いっぽう、新型コロナウイルスは診断がつくまでに時間がかかります。また発症前の時点ですでに感染させる力があります。そのため、封じ込めるのが難しいのです。

新規感染者ゼロというのは、実際に感染した人がいないという状態ではありません。

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