なぜ今年は“赤いブラ”で魔よけができる?風水師が解説
これも、赤がパワーを持つ証し。
また、私たちの体で考えても、赤は血液の色であり、人間にとって、なくてはならない色なのです。なお、赤といってもさまざまな色みがあるなか、中国では朱色や紅色が主流。日本でも神社の鳥居は朱色ですよね。これは、神の世界と人の世界の境界線を示しているといわれ、朱色には『魔よけ』の意味もあるのです。
それから、古代中国の自然哲学、陰陽五行に当てはめると、赤は“陽”と“火”を表します。日本ではよく『赤い財布は“火”だから紙のお金を燃やしてしまう』などといわれますが、本来は“陽”の気としてとらえられるので、むしろ金運アップにつながります。つまり赤は、多種多様な運の底上げにつながる色なのです」
さらに、今年に限ってみると、赤はいっそう重要な意味を持つ。
「ちょっと専門的になりますが、今年は『庚子』の年で、七赤金星が中宮に入っている1年。七赤金星にも“赤”が入っていますし、火の最上級となる『庚』も赤を表すので、赤は今年のキーカラーでもあるわけです。残念ながら、『庚子』の七赤金星が中宮に入っている1年というのは、さまざまな困難が蔓延する年です。また、十二支のはじまりにあたる『子』は方角でいうと北を表し、陰の気がもっともピークにある位置。