2020年10月2日 06:00
“自殺相談”2万件以上応じ…「日本を自殺者ゼロに!」
坂口さん自身は、これらの日課が結果的に仕事に結びつき、今年に入っては書籍を2冊、アルバムもリリースするなど、特に順調だ。
「坂口さんだからできるんだとか、自分にはやりたいこともない、と言う人もいます。でも、自分の魂に向き合う時間がとれたら、おのずとやるべきことが見つかるはず。今までは、人から与えられた労働に時間を奪われて、思考を停止させられていただけです。失業したり、仕事を辞めたりした人はチャンス。生活保護を受けることをためらわず、その間に魂が震えるようなことを見つけられたら、それを磨いて仕事にしちゃいましょう。僕は今、みんなに『会社をつくろう!』って、すすめているんです。だって、月給13万円よりは確実に稼げますから(笑)。
そのコツも電話で教えますよ」
つまり、他人にコントロールされていた人生を、自分の手に取り戻すというわけだ。
「それができたら、次は徳を積むこと。人を助けることです。先日、僕、近所でケガしているハトを保護したんです。ハトが流血しているのが気持ち悪かったのか、誰も近づかない。でも、そういうときに勇気を持って、大丈夫ですかと言える人でいたいな、と。相手が人間でも動物でも同じですよね。