くらし情報『“自殺相談”2万件以上応じ…「日本を自殺者ゼロに!」』

2020年10月2日 06:00

“自殺相談”2万件以上応じ…「日本を自殺者ゼロに!」

生活保護をもらうなんて、つまんねぇヤツみたいな自意識が、みんなの中にあるんですよね。でも、それで自分の生活が安定すれば、社会に還元することもできる。僕に電話をくれたある人は、脳梗塞で倒れてから介護の仕事ができなくなったと。でも、生活保護を受けながら、近所のじいちゃん、ばあちゃんに介護のコツを教えているそうです。だから、生活保護で生活が安定している間に、自分が本当にやるべきことを見つけて、次のステージに進んでほしい」

本当にやるべきこととは、「自分の魂が震えるようなこと」だと坂口さんは言う。

「わかりやすく言えば、自分が心地よいと感じること。体が自然に動くことです。それを日課にしてみて、とアドバイスしています。
たとえば僕の日課は、毎朝4時に起きて原稿を10枚書く。9時からはジムで1時間、汗を流す、昼は自分で作った昼食を食べながら休憩。午後からはアトリエに行って、大好きなパステル画を描く。夕方になったら、畑で野菜を収穫して。こうした日課をこなしながら、いのっちの電話を受けています。日課を継続するうち、死にたい気持ちがなくなっていく。つまり、自分の薬をつくるってことなんです。僕自身、この1年は躁鬱が一度も出なかったんです」

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