くらし情報『増える老親再婚トラブル「父の死後、後妻が勝手に実家を売却」』

2020年11月4日 11:00

増える老親再婚トラブル「父の死後、後妻が勝手に実家を売却」

親が存命中でもトラブルは起こり得る、と前出の寺門さん。

「親の再婚後、絶縁状態が続き、数年ぶりに連絡が来たと思ったら、親も再婚相手も認知症が進み要介護状態。そのうえ、再婚相手の子どもと連絡が取れず、途方に暮れるというケースもありました」

自分の恋愛を“応援してくれない子どもに、無理してまで財産を残したくない”と考えるのも、ごく自然な感情だと寺門さんは続ける。

「ある男性は、娘が探偵を雇って交際の事実を突き止め、恋愛を妨害しようとしたことに反発し、交際相手と高級旅館への宿泊を繰り返すように。また、別の女性は同じような理由で、『子どもに財産は残さない』と毎日、すし屋に特上の出前を頼み、そのつど、店員に1万円のチップを渡していました」

だが、話し合いができれば、親も子も苦しまないですむケースは多い。親も遺産について悩んでいるのだ。

神奈川県に住む、山本優子さん(79・仮名)は、5歳年下の男性と事実婚関係だ。

「私たちの交際を、3人いる娘のうち、長女だけが応援してくれています。
次女、三女からは『だまされているんじゃないの』『お父さんは1人で十分。もう、孫に会わせない』と反対され、疎遠に。

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