2020年12月12日 15:50
町田啓太語るチェリまほ秘話「赤楚くんと無言の合図を…」
――赤楚さん演じる安達が使える魔法がストーリー展開に対して、いい効果をもたらせていますよね。
そうなんです。魔法が使えるなら、その力を悪用して人に嘘をついたり騙したりもできそうなものですが、安達は相手の心の声に純粋に戸惑い、悩み、思いを馳せる。優しさと思いやりを持って、人との距離を測っているんですね。それってとても素敵なことだなと思って、この作品に関わらせていただきたいと思いました。
――町田さん演じる黒沢優一は、仕事ができるイケメン敏腕営業マンですよね。
黒沢は男から見てもカッコイイと思えるような、理想的で完璧に見えるキャラクター。それがどこまで表現できるか、僕にきちんと務まるのかという不安はありましたが、それもまたひとつの挑戦ということで、やらせてもらいました。
――撮影で大変だったことは?
この作品では「黒沢の心の声が漏れている、その声が安達に聞こえている」という演技が大切なシーンなのですが、赤楚くんと僕が現場で演じているときは、後から心の声をアテレコすることがほとんどなので、心の声は言わないし、聞こえていない状態なんです。だから、無言で演じなければいけない。そこが難しいんですよね。