くらし情報『少年ジャンプの“裏エース”『チェンソーマン』が起こした革命』

2020年12月28日 06:00

少年ジャンプの“裏エース”『チェンソーマン』が起こした革命

など、作家を育てる仕組みが多数用意されていて、どれも敷居が低いのが特徴です。

藤本タツキさんの登場によって、ジャンプ+のほうが本誌よりも自由で新しい表現ができることが明らかになってしまったとも言えます(編集部注:藤本タツキ氏の連載処女作『ファイアパンチ』はジャンプ+での連載作品)。

本誌の場合は、“ジャンプ”という枠組みに最適化された漫画を、どのように作るかが問われますから、非ジャンプ的な要素が強い作品の連載はどうしても難しくなるし、人気が出るかもわからない。

仮に僕が、藤本さんと同じ20代で『チェンソーマン』に衝撃を受けた漫画家の卵だとしたら、やっぱり、本誌よりもジャンプ+で連載したいと思うんですよね。『ファイアパンチ』や『チェンソーマン』のような作品を描いても理解してくれる読者と編集者がいて、同じような作品を書いている才能のある漫画家がここにはたくさんいるという確信が、今のジャンプ+にはある。かつてのトキワ荘みたいなイメージですよね。

5年後くらいに漫画の中心がどこにあるかと考えたときに僕はジャンプ+の方が有利なんじゃないかと思います。すでにジャンプ+では、『SPY×FAMILY』、『怪獣8号』といったヒット作品が続々と生まれており、本誌の漫画に負けない面白さがあります。

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