「コロナめ!ですよ」伊東四朗語る最後の喜劇人としての矜持
「やむを得ずとはいえ、お客さん半分でやるのは、どーもイヤなんですけどね。大勢のお客さんで、わ~っと笑ってほしいって気持ちはありますから。お客さんの相乗効果ってのもあるのでね。笑い声も、マスクしてたら、くぐもるでしょうしね。『大声で笑わないでください』ってアナウンスするのかな。おいおい、やめてくれよ、なんて思うけど、仕方ない。ほんと、コロナめ!ですよ」
おどけた表情でそう言うと、姿勢を正して記者を見つめた。
「大変なときに、見に来てくださるお客さんが本当にありがたいですね。
クスッと笑って、ちょこっとでもコロナを忘れてもらえれば。そういう仕事だろうと思っていますから、われわれの仕事は。今日というものを背中にしょって……。そう、まだもう少し、この仕事をやっていたい。そういう心境ですね」
「女性自身」2021年3月9日号 掲載
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