子供独立で「定期保険」解約をーー年代別「保険見直し」ガイド
横川さんは50代前半で「がん保険」に加入した。
「健康保険の対象外で、全額自己負担となってしまう自由診療の費用も補償する保険がおすすめ。私自身もお金で治療を諦めるということがないように加入しました」
老後の生活資金の備えも気になるが、金利の低い時代は「個人年金保険」や「終身保険(死亡保険)」など、貯蓄型の商品で資金を増やすのは難しい。
「それより確定拠出年金(iDeCo)を活用すれば、所得控除があり節税効果も期待できます」
子どもが独立したときも、保険の見直しのチャンス。
「子どもの学費のリスクがなくなるので、収入保障保険を残し、定期保険は減額するか
解約してもOKです。このタイミングで保険も子どもへの保障から自分たちの長生きリスクに備えましょう」
【60歳〜】老後の保険プラン
年金生活のスタートも保険の見直しのタイミングとなる。
「収入保障保険は60歳で満了を迎えることが多いです。専業主婦の方の場合、夫がサラリーマンなどで厚生年金の受給対象者なのか、自営業者などで国民年金だけなのかで、夫の死亡時のリスクが変わってきます」
また、70歳になれば医療費の自己負担率が下がるので医療保険の必要性も大きく減りそうだ。