【2022年値上がりするものリスト】1月は食パン、2月にはアルミホイルが!?
「さらに2つ目のパターンとして、これまで値上がりしにくかった、加工の工程が多い商品の値上げも始まります。加工に手間がかかるほど、メーカーは原材料費以外の経費(人件費や広告宣伝費など)のやりくりで値上げを抑える努力ができますが、原材料費の高騰があまりにも進んだため、もうそれも“限界”を迎えているのです」
すでに値上げが発表されている“加工品”は、1月のコクヨの文具品や、4月の住設メーカーのLIXILのユニットバス、トイレなどだ。
「住宅設備は、大手のLIXILが値上げするので、各社、同等の値上げを行うことが考えられます。リフォーム価格やマンション価格に後々影響してきそうです」
’22年後半には値上がり傾向はより加速すると加谷さんは考える。
「冷蔵庫などの大型白物家電は、7月のボーナス商戦あたりに10%程度値上がりする可能性があります。自動車の価格についても10月以降に10~15%上がると一部で予想が立てられています。自転車、バイクなどもこれと同じく引き上げられるでしょう」
4月のウイスキーの値上げによって、それ以外の酒類も9月以降5%程度値上げされるだろうと加谷さんはみる。
そのほか、宅配料金は現在据え置き状況だが、10月以降、大手から3%程度の値上がりが予想される。