くらし情報『50分のお手伝いで1食無料の大人気食堂!食品ロス0で黒字の秘訣』

2022年6月19日 06:00

50分のお手伝いで1食無料の大人気食堂!食品ロス0で黒字の秘訣

「本当に困った人が、おなかいっぱい食べられるように」と、思いついたまかないだったが、店としても人件費が節約できる。始めてみると、まかないさんたちの目的は人それぞれで実にさまざま。1食無料に引かれる人もいれば、飲食店を体験してみたい人、自分の店を持ちたい人もいる。実際、この7年ですでに13人のまかない卒業生が独立し、自分の店を持っている。

手伝いだけして、自分の1食分をほかの人に譲りたいというのが「ただめし」だ。この日も店の入口脇の壁に、赤い「ただめし券」が2枚、貼られていた。剝がしてカウンターに置けば、誰でも定食が無料になる。

「これも、まかないをした人が、『自分の1食を友達に譲ってもいいですか』って言ってきたことがきっかけで始まったんです」

コロナ禍で、現在は休止中だが、夜の営業時には、冷蔵庫の在庫リストから、+400円で好きなおかずを作ってもらえる「あつらえ」も人気だった。


小林さんは大きな寸胴いっぱいにお湯を張り、大量のカリフラワーをゆで始めた。その日の定食は「牛肉とカリフラワーのオイスター中華炒めザクザクじゅわっと!!」。手書きのメニューが温かい。

メニューは日替わりの1種類のみ。

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