くらし情報『3千円の占いが8億円被害に…紀藤&山口広弁護士が解説「霊感商法の悪質手口」』

2022年7月28日 11:00

3千円の占いが8億円被害に…紀藤&山口広弁護士が解説「霊感商法の悪質手口」

(献金にかわる献物)として自宅の不動産を担保に7億3000万円を銀行から借りることを強要。「きれいな家系にならないと子孫に早死や離婚が出る」と脅され、被害額は7億7000万円にのぼった。

「霊感商法では、資産をだまし取るため『声がけ係』『霊能師の係』『資産を調査する係』『評価する係』など10人くらいのチームが一丸となってマインドコントロールしてくる。相手の施設には絶対に行かないことが重要です」(紀藤弁護士)

■ 襲撃犯の母も…「家系図」で相続を把握する

夫に先立たれた医療事務パートのCさん(60代)。長男が直腸がんと診断された直後に、信者が布教に来て、「子孫の病気や不幸は先祖の因縁が原因」と、家系図を作成して家系や先祖について勉強することを勧められた。

その後、教会へ誘われ「夫と長男が地獄で苦しんでいる」と不安や恐怖心をあおられ続け入信、献金することに。パート年収160万円のCさんは「夫と長男を地獄から救うため」と保険を解約し、約2年間で約426万円を献金した。

「不幸や悩みがあると『原因は先祖の霊がとりついているからだ』などと不安をあおって家系図を作らせる。
これは典型的な手口。

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