榊原郁恵 夫の渡辺徹さん最期の“会話”と、喪失の“今”を独占告白120分
それを見て、本当にみなさんから愛されていたし、主人が誰に対しても同じように接していたのだと実感しました。
主人が築いてきた縁を大事にして、またその生きざまを私や裕太が受け継ぎ、仕事をしていきたいと思っています」
こう決意を語ったところで「そうそう」と、郁恵さんが渡辺さんとのことを思い出し、いつもの笑顔を取り戻した。
「先日、主人の誕生日にはプレゼントを送ったんです。結婚当初、主人が『ウインナーが好きだ』と言っていたので、ちょっと高価な粗びきウインナーを買ってきたんですね。すると『そうじゃなくて、赤いウインナーがいいのに』ともめて、主人が家出したのが渡辺家の“ウインナー事件”です」
郁恵さんがスーパーに買い物に行くと“事件”の発端になった赤いウインナーが目に入って、はじめて買ってみたという。
「徳用サイズですごく量が多かったんですが、5月12日の主人のお誕生日にお供えして、私たち家族も食べたんです。これが思っていたよりもずっとおいしくて。
ちょっと得意げで、楽しそうな笑みを浮かべる主人の声が聞こえてくるようでした。
『だろ!気づくのが遅いんだよ〜』って(笑)」
【後編】榊原郁恵急逝した夫・渡辺徹さんとの“闘病の日々”を初告白へ続く
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