発がん汚染物質“PFAS”が川魚から検出、アサリやタラにも…専門家が食の安全に警鐘
5カ所の地域(北海道、愛知県の渥美半島、日間賀島、京都府、熊本県)のスーパーで購入した食用アサリを調べたところ、1kgあたり約190ng~1700ngのPFASが検出された。最も高かったのは愛知県の渥美半島
【5】2017年、京都府(食用アサリから検出)
【6】2020年7月、大阪府摂津市(野菜から検出)
ダイキン工業淀川製作所に道路をはさんで隣接する家庭菜園で取れた野菜から検出。なす317ng/kg、さといも65ng/kg、じゃがいも124ng/kgが含まれ、製作所の近くで育てた野菜を食べている住民の血中のPFOA濃度もかなり高かった。「野菜を食べるのを控えてもらったところ、血中濃度も下がりました」
【7】2023年、沖縄県(汚泥肥料から検出)
沖縄県内の下水汚泥肥料を調査したところ、PFOSは3767ng/kg、PFOA937ng/kgの値が検出され、サンプルで調べた国頭村の自然土壌と比べてPFOS値は150倍以上の値。「土壌汚染を引き起こし、農作物に影響する可能性は十分にあります」
【8】2023年、佐賀県(汚泥肥料から検出)
沖縄県内の下水汚泥肥料調査でサンプルとして調べた佐賀県内の汚泥肥料から、沖縄県より高いPFOSが検出された。