2023年8月7日 06:16
「え、やめ…やめて…!」飲み会帰りで酔った旦那が妊娠中の妻を押し倒して…う、酒クサッ!!
「美咲~!ごめん!今夜飲み会になった」
「いいよ~。付き合いもあるでしょ?むしろ、ごはん済ませてきてくれると嬉しいな」
「ごめんな」
「ううん、お仕事だもん。頑張ってね」
電話越しに大輔を送り出して、再度ベッドに横たわった。
何時間くらい経ったのだろうか……。
ガチャンッ!と玄関先から無遠慮な音がして、跳び起きた。
ヨロヨロと迎え出ると、いきなり黒い影が襲ってきた。
「ただいまぁ~!みさきぃ~!」
「きゃっ‼だ、大輔⁉」
うっ……‼
な、なにこの匂い⁉
お酒くさっ……‼
酔っぱらった大輔が、今にも服を脱がさんばかりに抱きついてきたのだ。
しかも、シャワーも浴びずに……‼
アルコールと、どこかの誰かのタバコの残り香と、ギトギトの油の匂いがモワッと襲ってきて、一気に吐きそうになった。
うううっ‼
アルコールが入るといつもより積極的になるのは知っているけど……最低……!
「みさき~。今日も可愛いな~」
「ね、ねえ……離れてくれない?お酒くさいの耐えられないんだけど……!」
「愛してるよ、みさきぃ~~~♡」
「え、やめ……やめて……!」
結局、ひたすら拒み通したものの、納得してくれるまで相当の時間を要した。