【痴漢の実態】初の大規模調査でわかったこと、成人女性よりも狙われやすいのは?
また、中学生も11.7%と少なくありません。
上位の結果を踏まえると、やはり若い人ほど狙われやすいと言えるでしょう。また、高校生の被害が目立ちますが、中学生と比べて電車通学が圧倒的に増えることも関係していると想像できます。
なお、駅構内でも上位3つは同様の結果でした。
東京都「令和5年度 痴漢被害実態把握調査 報告書」より
1割以上が電車内や駅構内で痴漢を目撃
痴漢被害が起きている電車内や駅には、多くの人が居合わせています。そこで、痴漢の目撃経験はどのくらいなのかを、最後に見てみましょう。
電車内・駅構内の痴漢被害について、「目撃・居合わせ経験あり」という人は11.2%でした。1割強という数字は決して小さくないのではないでしょうか。
東京都「令和5年度 痴漢被害実態把握調査 報告書」より
まとめ
今回の調査結果によって、痴漢犯罪はやはり混雑しやすい電車内や駅構内で多く行われている実態が示されました。特に若い人がその対象とされていて、高校生で初めて痴漢犯罪に遭遇したという人が多いようです。また、中学生のときに電車内で被害を受けた人が1割以上いるのも気になります。悪いのはあくまでも加害者ですが、子どもが一人で電車に乗る機会が増えてきたら、家庭で痴漢対策について話しておくのも大切かもしれません。